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(経験者が語る)海外駐在員についての解説とメリットデメリ10選

MR.ICE

こんにちは。MR.ICEです。

「日本は生きづらい」「海外で暮らしたい」「英語を使って働きたい」という人に24ヶ月以内に海外移住をして人生を変える方法を教えています。

海外勤務ををする方法の一つとして海外駐在員があります。テレビや巷の噂では何となく華やかなイメージがありますよね。また実際に海外駐在員に興味があり目指しているが、よく理解できてない人もいるでしょう。今回は海外駐在員とはいったいどういう人たちなのか、徹底解説します。

こんな疑問にお答えします
  • 海外駐在員とは、そもそもどんな人たち?
  • 海外駐在員のメリットとデメリットはなに?
  • 海外駐在員になるためには、どうしたらいいの?

MR.ICEは海外駐在と現地採用どちらも経験しています

MR.ICEは何者か?

海外駐在員とはどんな人たちか?

日本にある日系企業で働いている人

一般的に海外駐在員が必要となる会社は、日本国内にある日系の企業です。従って海外駐在員はそれらの企業で働いている正社員となります。その企業に籍をおきつつ海外で働いている人たちが海外駐在員です。

日系企業の海外拠点に派遣されている

海外駐在員がいる企業は海外に拠点(支店、工場、研究所等)を持っています。その拠点で日本人の職員が必要となるため、日本から職員を派遣して海外駐在員とします。

海外拠点で日本人職員が必要となる理由は、一般的にこれらがあります。

  1. 外国人では言語や常識の違いで、日本本社の意思を上手く汲み取れない可能性がある
  2. 現地に進出している他の日系企業に対する営業が多い
  3. 社員の教育のため、海外勤務を経験させたい

海外駐在の希望者と非希望者の2種類いる

企業で海外駐在員に選ばれる人は2種類います。

海外勤務希望を出した人

会社によりますが、上司や人事との面談時に社員の異動先の希望を聞きます。その時に海外勤務を希望している事を伝えます。そうすると海外駐在員のポジションが空いた時に選ばれます。一概には言えませんが、このケースは大企業に多い傾向があると思います。

希望はしてないが会社から辞令が出た人

新規拠点の立ち上げや、現在の駐在員の帰任によりポジションが空くものの、誰も海外駐在を希望しない場合もあります。その場合は、会社から一方的に辞令がでて海外駐在になる人もいます。先ほどとは逆で中小企業でこのケースが多い傾向があります。

海外駐在の英語レベルは必ずしも高くない

海外駐在員といえば海外で英語を使ってバリバリ働くイメージがありますが、必ずしも英語力が高いわけではありません。元は日本で勤務している日本人ですので、英語が流暢な人は実は多くありません。

一般的にはいわゆる日本人英語で流暢ではないが、コミュニケーションは取れるというレベルの方が多いです。たまに英語がほぼ喋れない人が選ばれる事がありますが、現在の仕事が分かっていればなんとかなる、若しくは通訳できる人が現地にいるというケースです。

海外駐在員である事のメリット

給与面の待遇が良い

給与面での好待遇が最大、且つ一番有名な海外駐在員のメリットです。給与が大きく上がる理由は様々な手当が手に入るためです。これらの手当を全て考慮すると、日本にいる時より2倍以上の収入になることも珍しくありません。

海外赴任手当

海外に赴任する事に対するインセンティブです。会社としては日本で働くという通常の環境から外れて「海外で働いてもらう」訳ですので、それに対する手当です。

危険手当

日本より治安の悪い国に行く場合、身に危険が及ぶ可能性が増します。会社都合で現地にいってもらっているため、そのリスクを補うための手当です。どの国でも危険手当があるわけではなく、会社が危険があると判断した国だけの場合です。

家賃手当

会社都合での海外生活となりますので、現地での家賃は通常会社が負担します。会社の規模や方針によりますが、一般的には精神的インセンティブやセキュリティーの面も考慮して、日本に比べるとかなり豪華な家を会社が借りていたり、高い家賃補助がもらえます。

交通費手当

交通費に関しては日本で勤務していても支払われますが、海外駐在時によくあるのは車の提供、またはドライバー付の車の提供です。ドライバー付の場合は家と会社の間をドアツードアで送り迎えしますので、快適に通勤が可能となります。

教育費手当

子供がいる場合は一般的には現地の日本人学校に通います。そのための学費に関しては会社が支払います。会社によっては学費の高いインターナショナルスクールの費用も出す事もあります。

一時帰国費用手当

会社により回数は異なりますが、例えば年に2回までの帰国にかかる航空チケット代は会社負担となります。また帰任や帰国時の引っ越し費用も会社が負担します。

日本にいる時より貯金ができる

あたりまえですが給与が高く、出費が減るため海外駐在をするとかなり貯金ができます。

これは一昔前の有名な言葉ですが「海外駐在に行くと家が一軒建つ」と言われていました。今は全体的にコストカットの風潮があり、手当額や手当の内容が縮小される傾向にありますが、まだまだ日本にいる時に比べると大きく貯金が増やせます。

海外で働く経験ができる

海外駐在員の立場ではない人が海外で働く場合は、手続きや移住後のリスクは全て自己負担、自己責任です。海外駐在員はそれらのリスクを全て会社が持つという守られた立場で、海外で働く経験ができます。

仕事やプライベートの経験を通して、社会人として一個人としても色々成長する事ができます。

語学が上達する

海外駐在時は通常周りの社員は現地の社員となり、コミュニケーションは英語もしくは現地の言葉が使われます。語学を学ぶためには実践が一番友好的ですので、日本で勉強する場合に比べて格段に語学能力を上達させることができます。

妻子にもメリットがある

帯同した配偶者も上記で上げたようなメリットを受けられます。

多くのケースでは男性が派遣されて奥様がついていきます。大体の国では奥様はビザ上働けない、若しくは会社側から安全面で働くことを禁止されています。

そのため日中は観光やショッピング、食事、スパ、習い事などをして過ごす事が多いです。豪華な家に住み、経済的にも余裕がありますので、お財布をあまり気にせずに自分の好きな事がやれます。

また子供も若いうちに海外での生活を経験する事によって、言語だけではなく人間として色々成長する事が出来ます。

海外駐在員である事のデメリット

仕事が忙しくプライベートの時間が無い

海外駐在員の代表的なデメリットは仕事の拘束時間やストレスです。

良くない習わしですが、海外駐在員に行くと勤務時間とプライベート時間の境目が無くなります。時差の影響もあり、どんな時間でも本社からの仕事に対応しなければならなくなります。

出張者が日本から来た時のアテンドも海外駐在員の仕事の一つですが、大きな会社では頻繁に人が来るため、朝から晩まで出張者の世話をするという日が頻繁にある、というケースもあります。

またオフィスにいる駐在員だけの社会が出来上がる傾向があり、夕食はほぼ毎晩飲み会。たまの休みも上司とゴルフや食事、観光に誘われるという人もいます。海外にいるため、断る理由が作りにくく結果的にほぼ全て参加するというケースが起こります。

移住期間を自分で選べない

海外駐在は会社の辞令で海外に来ています。逆に言うと会社から帰国するように言われたら従う必要があります。

会社によりますが海外駐在の任期は3年前後が多いです。そのためどんなに自分が移住先を気に入っても、命令があれば帰る必要があります。社員のトレーニングや、次の希望者の待ちがありますので、ある程度循環させる必要はあるでしょう。

せっかく移住できる、貯金できると喜んでも、いきなり打ち切りでは悲しいですよね。

出世が遅れる事がある

会社によりますが、海外駐在が長い人、または横滑りで別の国に複数行くという人は出世が遅れるケースがあります。大企業に多い傾向ですが、やはり本社で実績を出して出世していく道がセオリーですので、海外にいることによりそれが遅れる結果になります。

したがって海外駐在は3年ぐらいで、その経験をもって本社で出世というケースが良いかもしれません。

海外勤務や生活に向かない人には地獄

会社の命令によって海外駐在に行く人は、もともと海外に行きたくない、英語も話せないという人が少なくないです。海外の働き方や、習慣を受け要らられない性格であれば、毎日がストレスです。

また先ほど述べた、日本人社会がより濃くなるという事が原因で精神的に疲れてしまう人もいます。最悪のケースは精神を病んで帰国する、という人もたまに聞きます。

既婚者は妻子が現地に適応できない事がある

海外駐在員本人が海外に合わない事もありますが、家族が海外に合わない事も当然あります。

良くあるケースは英語や現地の言葉が一切わからないため、何も楽しめない。もともと日本や日本の家族や友達との関係が好きだったので、海外にいる事自体がストレスな人もいます。

駐在の妻は「駐妻」とよく略されますが、 駐妻 で日本人社会を形成する事が多く、その中のピラミッドや付合いがストレスで参ってしまう人がいます。もともと人づきあいが得意ではない奥様は 駐妻社会に疲れて海外生活を楽しめない、という事になってしまいます。

海外駐在員になるためには

今勤めている会社で海外駐在の希望を出す

今勤めている会社に海外拠点がある場合は、上司や人事の面談時に海外駐在員の希望を伝えましょう。希望を出しても得られるかどうかは会社の事情によりますが、今の会社にポジションがあるならそれが一番良いでしょう。

大企業ではTOEICや英検の基準が決まっており、英語やその他のスキルを高める必要があるケースが多いです。また仕事自体が仕事場で評価されていなければ海外駐在員になるのは難しいです。

海外駐在員の求人を探して転職する

今勤めている会社に海外駐在のポジションが無ければ、ポジションのある会社に転職しましょう。

転職サイトやエージェントのサイトで求人を見ればある一定数の海外駐在案件は常にあります。もちろん転職してからの海外駐在は、それに適した採用をしたいので英語力や海外経験などのハードルが上がる可能性は高いです。

まとめ

いかがでした。今回のポイントをまとめました。

  • 海外駐在員は日系企業から海外に派遣された社員
  • 経済的な面を中心に、成長できる機会等の多くのメリットあり
  • プライベート時間を失う、精神的なストレスなどのデメリットあり
  • 海外駐在は現在の会社で応募。ポジション無ければ転職の一手

海外駐在を目指す人は自分のキャリアのゴールと、メリットデメリットを総合的に考えて判断する事をお勧めします。デメリットも少なくないですが、それを考慮しても余りある経済的なメリットが駐在員の魅力でしょう。

また家族がいる方は、家族の運命も大きく変えてしまう可能性がありますので、よく検討してから行動しましょう。

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